12/19オンライン開催「科学技術で2050年の世界を変える!」

12/19オンライン開催「科学技術で2050年の世界を変える!」

変人と高専生が30年後の未来を妄想するオンラインワークショップ

高専在校生が社会の中心的な担い手となる30年後は、デジタルトランスフォーメーションが進み、人々の生活はあらゆる面で変化していきます。学校で学んだ知識だけでは変化に対応できない時代が来ます。ここではビジネスやアカデミアの最先端にいる変人※の話をヒントに「2050年」を考えることで、高専生が今、何を身につけるべきかを考え、行動のきっかけをつくります。グローバル社会を見据えて視野が広く、視座が高く、高いコンピテンシーを持った技術者を育みます。

開催概要

  • タイトル:ワークショップ「科学技術で2050年の世界を変える!」
  • 日時:2020年12月19日(土)13:30~17:30(4時間)
  • 会場:オンライン
  • 参加対象:全国の高専生(希望者 50名)
  • 主催:徳山工業高等専門学校
  • 企画・運営:株式会社オプンラボ(近未来ハイスクール)
  • 参加費:無料
お申し込みはこちらから
お申込みにあたり、以下、ご確認ください。

申し込み後の連絡は、Teams を利用します。
オンライン Zoom 映像は録画をします。キャプチャ を公式サイト・SNS・その他広報媒体へ使用する可能性があります。また、後日全国高専の教職員及び 学生の希望者に Teams 上で一定期間公開予定です。
①②についてご了承いただける方のみ、ご参加をお願 いします。また②については、別途承諾書のご提出 をお願いします。
事前に Zoom の疎通テストを予定しています。

徳山高専のサイトはこちらから

プログラム

前半のパネルディスカッションではメインファシリテーターにイグノーベル賞に詳しいサイエンスコミュニケーターの古澤輝由氏、パネリストとして科学技術振興機構(JST)やJAXAの若手研究を迎え、後半はビジネスの最前線で活躍する変人(各分野で活躍するエッジの立った大人、変化し続ける人)をファシリテーターにワークショップを展開します。

第1部パネルディスカッション「2050年の未来を考える」(約60分)

  • 2050年の未来技術をデザインする
  • 2050年宇宙の旅
  • 2050年の環境・ライフスタイルをナッジする
  • 2000年から2050年の50年間の科学技術の変化を解説

第2部ワークショップ「未来ニュース」を作ろう(約90分)

注目の最新科学技術をヒントに2050年の世界を妄想する近未来ハイスクールの変人によるファシリテーション

第3部プレゼンテーション・フィードバック(約90分)

  • 報道番組形式で未来ニュースを発表
  • 変人からのフィードバック&メッセージ

*時間は変更になる場合があります

登壇パネリスト

日下 葵 

科学技術振興機構「科学と社会」推進部
北海道大学理学院修士課程修了後、科学技術振興機構(JST)へ。北大内の科学技術コミュニケーション養成プログラム(CoSTEP)の参加をきっかけに、研究成果を社会に届けることと、社会の声を研究業界に結ぶことの重要性を強く感じJSTに入職。「科学と社会」推進部に配属される。JSTが他のシンクタンクや企業などと連携して未来社会を考える「未来社会デザインオープンプラットフォーム」を担当。
https://chance-network.jp/

尾崎 直哉 

JAXA 宇宙科学研究所 宇宙機応用工学研究系特任助教・テニュアトラック特任助教・宇宙ミッションデザイナー
明石高専から東京大学へ進み、世界初の超小型深宇宙探査機PROCYON(プロキオン)の開発を中心に,数多くの深宇宙探査ミッションに携わる。ESA・NASA・JAXAの三機関にて極めた軌道設計のスペシャリスト。
取材記事 https://koyamachuya.com/column/telstar/91324/
note https://note.com/naoya_ozaki

池本忠弘

池本忠弘 

2007年東京大学大学院理学系研究科修了。博士(理学)。同年環境省入省。2014 年ハーバード公衆衛生大学院修了(公衆衛生学修士)、2015年同ケネディ行政大学院修了(行政学修士)。「オバマを大統領にした男」マーシャル・ガンツ博士に師事し、市民の力で社会を変革するためのコミュニティ・オーガナイジングを学ぶとともに、ナッジをはじめとして自然・人文・社会科学にまたがる「総合知」である行動科学の知見が民間や政策の現場に広く実装されているのを目の当たりにする。留学の成果の社会への還元と行動に着目した社会課題の解決に向け、2017年4月に産学政官民連携のオールジャパン体制で「日本版ナッジ・ユニットBEST(Behavioral Sciences Team)」を創設し、代表を務める。2020年10月より現職。

メインファシリテーター

古澤 輝由 

サイエンスコミュニケーター 立教大学 理学部 SCOLA 特任准教授
東京農工大学卒業後、高校で生物教師として教鞭を執る傍ら、音楽ライター、DJとしての活動や、「科学」と「芸術」を繋ぐワークショップの企画、運営を行っていた。青年海外協力隊としてアフリカに赴任。理科教師、教育アドバイザーとして活動。その後、日本科学未来館で科学コミュニケーターとして勤務。北海道大学を経て現在立教大学へ。近年ではイグ・ノーベル賞に関する番組コメンテーターや、企画監修を行う。「イグノーベルおじさん」とも呼ばれているらしい。

ワークショップファシリテーター

石井 昭紀 イージフ 副社長 CTO
京都大学卒。外資系コンサルティングファームからフリーランス、バイオインフォマティクスベンチャーを経てコンサルティングファーム時代の同期と共に起業。ITによる文書管理というマイナージャンルが専門。近未来ハイスクールが企画した、埼玉の名門県立浦和高校の探究授業に登場。外資系コンサルティングファーム時代に鍛えた問題解決能力をベースに、全体を俯瞰しつつ、学生の気持ちや発想を尊重しながら進めるファシリテーションに定評がある。

大野 智久 高校教員(生物)
東京大学卒。都立高校の教員から私立高校の教員へ転職。探究授業の重要性が言われる以前から積極的に授業へ対話型のスタイルを取り入れる。未来の教育をけん引すると教育業界から期待される高校教師。近未来ハイスクールの発起人の一人でもある。共著『すぐ実践できる! アクティブ・ラーニング 高校理科 (ACTIVE LEARNING教科別実践法シリーズ)』『教師のための「なりたい教師」になれる本!』

尾崎 直哉 JAXA 宇宙科学研究所 宇宙機応用工学研究系特任助教

神部 公佑 コムニコ SNSマーケティングラボ ビジネスプロデューサー
名古屋大学卒。三兄弟の三男。小学校2年からサッカーを始め、今でも仲間とサッカーを楽しむ。失敗してから成功する、がモットー。 コムニコに新卒で入社し、幅広い業種・業態のSNSアカウント運営、広告運用・レポート作成に携わる。2年目に高知オフィスの立ち上げを任され、高知へ移住。3年で2名から21名のチームへ成長。2020年10月からビジネスプロデューサーとして、新規事業・サービス開発に取り組んでいる。 高知高専で登壇した近未来ハイスクールでは“変人”として自らのキャリアや最新のSNSマーケティングについて語った。

菅原 健一 Moonshot Inc. 代表取締役CEO
宮城高専卒。在学中にプロコンで「自由部門優秀賞」受賞。スケールアウト(現Supership)時代にデジタル広告プラットフォームのサービス開発とマーケティングを担当した。SupershipのCMO就任後は、ブランド広告主の課題解決やアドテクノロジー、データドリブンマーケティングの啓蒙、事業展開に貢献。その後スマートニュースのブランド広告責任者(Head of Brand Advertising)として活躍し、2018年7月に独立。企業を10倍成長させる「ムーンショット」を設立し、新規事業のコンサルティングなど国内外のさまざまな企業から相談をうける。

高橋 実 人事の複業家&マイクロ人事部長
慶應義塾大学卒。複数企業の人事部長をつとめる。新卒でJCBに入社。NTT、トヨタ系のカード会社などの事業立ち上げを経て人事に転身。大手からスタートアップまで国内の学生の採用や海外からのエンジニア採用、社員の教育、人事の新たな仕組みづくり、人事部長の複業など次々に挑戦的な活動を展開している。企業人事の立場から「学校から社会へのシームレスな移行」について関心を寄せ、近未来ハイスクールの企画・登壇や、法政大学兼任講師などにも積極的にとりくんでいる。慶應義塾高校時代は野球部の主将。

林 典彦 大日本印刷 イメージング事業部
1988年 大日本印刷入社。チラシ・カタログの企画制作、年史編纂、顧客や株主向け広報、企業ブランド開発、新規事業開発、デジタルマーケティング事業開発を経て、2019年10月より写真や映像を用いたサービス開発業務を担当。

本間 充 アビームコンサルティング 顧問
北海道大学卒。花王の研究所からマーケティング部署へ自ら希望して異動。デジタルマーケティング業界を牽引し、アビームコンサルティングへ。現在は、複数の企業のマーケティングや事業戦略の支援や東大で数学を教えたりしている(東京学大学院数理科学研究科 客員教授:数学)。ビジネスブレークスルー大学でのマーケティングの講師、内閣府政府広報アドバイザー、文部科学省数学イノベーション委員なども勤め、産業・科学の両発展に貢献している。博学でどんな話題をふってもなんらかの情報が返ってくる。近未来ハイスクールでの登場多数。生徒から「笑顔が素敵な大人」と評される。無類のNFL好き。

増井 雄一郎 Bloom&Co CTO
北海道工業高校情報科卒業後、札幌大学経営学部経営学科へ入学。高校時代にバイトで業務システムの開発を行い、出張が必要になるほど多忙になる。同時期インターネットに衝撃を受け、自らアポをとり北海道大学の研究室にWEBサーバーを見学しに行く。大学卒業後アメリカで起業。株式会社トレタの共同創業者。現在は新たなスタートアップのCTOとして事業開発にたずさわる。お風呂でプログラミングをすることから、IT業界では“風呂グラマ”として有名。徳山高専で開催した近未来KOSENでは自作のDJ機材を持ち込み、自らDJをして“ものづくり”と“音楽”で学生をワクワクさせた。

水野 操 ニコラデザイン・アンド・テクノロジー 代表取締役社長
外資系ソフトウェア企業、外資系コンサルティングファームなどにおいて、自動車メーカーや家電メーカーでの製品開発のコンサルティングを担当。非線形構造解析、3次元CAD、PDM(製品情報管理)システム等の技術領域を専門としている。
現在、法政大学アーバンエアモビリティ研究所の特任研究員として、空飛ぶクルマの開発にも関わり、若い頃の空への夢実現に足を踏み出している。
CFRP製のアタッシュケースの開発や、水上太陽光発電設備の設計、週刊マイ3Dプリンタ(デアゴスティーニ)の本誌監修などてがける。著書「あと20年でなくなる50の仕事」

イベント開催チラシ(PDF)

*1 株式会社オプンラボ   https://www.opnlab.jp/

コンテンツ戦略やコミュニティ開発など企業の広報コミュニケーションの支援を行う。セミナー企画・運営などを通じて培った、専門性をもつエッジの立った大人との豊富なネットワークを活用し、変人と若い世代をつなげる「近未来ハイスクール」の企画・運営をしています。

*2 徳山工業高等専門学校 http://www.tokuyama.ac.jp/ 

高度経済成長と工業化に伴う社会の強い要望により昭和49年に設立された、機械電気工学科、情報電子工学科、土木建築工学科の3つの学科で構成される高等教育機関です。早期一貫によるきめ細やかな講義、演習、実験・実習や課題発見・解決型授業を通じて、それぞれの複合分野の基礎から応用までの知識を習得し、技術に裏づけされた実践力・創造力・コミュニケーション力などを培う教育を行っています。

*3 「近未来ハイスクール」 https://www.kinmirai.co/

「近未来ハイスクール」は、株式会社オプンラボが企画・運営する、高校生が主体的に考え、行動し、人生を楽しむ大人になるきっかけを作るキャリア教育プログラムです。仕事に夢中な人からキャリアの話を聞く対話型のセッションや課題解決のワークショップなどを実践することで、「出る杭」を育てます。近未来KOSENは高専生を対象に展開しています。

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