
さくらインターネット 田中邦裕
あきらめないで挑戦し続けることで未来が開く
高専を目指した理由はロボコンに出たかったからという田中邦裕さんは、舞鶴高専在学中の1996年に寮の一室でレンタルサーバーサービスを創業しました。CADでロボットを設計する際にサーバーを使っていて、そのサーバーを自分で立ち上げて友達にも貸していました。そのサーバーに外部からアクセスできたときが、これまでで一番うれしかったといいいます。「インターネットとWebとサーバーは世界を変える!」と実感しました。
サーパーに注目したのは、みんなが過ごしやすい環境を作りたいという思いからですが、高専時代は吹奏楽部で指揮者をしたり、さくらインターネットもロポコンも、授業もあって、いろいろやりすぎてたなと思います。
さくらインターネットの社是は「やりたいことをできるに変える」。採用ではスキルマッチングではなく、カルチャーマッチングを重視しています。同質化してはいけないと 思いますが、チームビルディングに支障があるような人を雇ってはいけないと考えています。
高専生に対するメッセージは「 若いときに海外に行ってきたらいいと思います。すぐに就職せんでもええんちゃうかと思うんですよね」。本当に身につけたいスキルを明確化してから、専門学校、大学に行ったほうがいいのではないか。20歳で卒業して65歳まで慟くというテンプレート的な人生ではなく、働く中で学びを間に差し込んでいくのも面白い。高校以上は通信教育もありだから、早めに就聴してもいいし、大学行こうが大学院行こうがいいが、本当に学びを必要だと感じている人をサポートできればいいなと思います。
